2019年
4月
26日
金
ロシアセンター: ロシア モスクワ (1998年開設)
メディアを超えて、今、思いを伝えて参ります。
先週、世界中に大ニュースとなったパリのノートルダム大聖堂火災は
ロシアのマスメディアでも広く取り上げられた。
フランスの大企業をはじめ、各国の企業や個人などから
再建のための寄付の表明が相次ぐなか、
ロシアの銀行最大手スベルバンクが再建に寄付したいと発表し、
ロシア文化省も募金活動を始めた。
ところで、直ぐにSNSなどでロシアの一般国民から寄付に反対する声が殺到した。
実は昨年8月、カレリア共和国のコンドポガ市で
1774年に建てられた聖母マリア被昇天教会が放火で焼失した。
この木製教会は高さが42メートルで、ロシア文化遺産として登録されていた。
再建するために募金が行われているが、
今の時点で必要な資金の約5%しか集めていないと言われている。
しかも、コンドポガの教会は一例に過ぎない。
ロシア各地に修復や再建になかなか手が届かない歴史的建築物は数えきれないほどある。
あの有名なノートルダム大聖堂の火災が世界中からの注目を集め、
数年後に必ず復旧するが、その炎の陰に数多くの文化遺産が静かに失われていく。
(A.K)
写真:コンドポガの火災前の聖母マリア被昇天教会(火災前の様子)
Wikipediaより
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伝える能力は即ち発信する能力でもあり、
「日本を正しく強く発信する」という使命を持つOJにとって
欠かすことのできない能力である。
自分の思いを100%正確に相手に伝えることは難しい。
ちょっとした言い回しの違いで誤解を招いたり、
本当に伝えたいことが伝わらなかったりすることもある。
勿論、元々そういったことが得意な人、苦手な人はいるだろうが、
「伝える」機会を多く作ることで能力は鍛えられると感じる。
弊社では、毎日の朝の会議で必ず一人一人発言するようにしている。
日々の気付きや学びを見える化し皆で共有したり、
自分の考えを伝える、という機会を多く設けている。
勿論、このブログもその一つだ。
(A.S)
2019年
4月
19日
金
EUセンター: ドイツ ハイデルベルク (2000年開設)
日々の暮らしでちょっと気になるテーマに注目!
先の日曜日、教会の前で椰子の葉を持った聖職者が立って歌っているのを見て、
「棕櫚の主日」、復活祭の1週間前の日曜日であることを思い出しました。
イエスの受難が始まるエルサレム入城を記憶するもので、
ここから復活祭までの1週間が受難週です。
この期間にはイエス・キリストが十字架刑で殺される受難の
過程を再現する劇が世界各地で開催されます。
ちょうどその日に向かったのが十年に一度、
村人総出で大がかりな受難劇が催されるとして有名なオーバーアマガウという小さな村です。
南ドイツ/バイエルンアルプスに囲まれ、オーストリアとの国境近くに位置しています。
1633年「ペストの蔓延が収まったら受難劇を10年に一度上演する」
という誓いを立てたことがきっかけとなり、
その翌年から実に370年以上も受難劇を上演し続けてきました。
十年に一度しか開かれないお祭りとあって
ヨーロッパはもとより世界中から観光客が集まります。
住人でなければ出演することはできませんが、
村に住む約5000人のうち約半数の2500人が劇にかかわっているそうです。
次の開催は来年2020年、5月から9月にかけて100回以上公演されます。
多くの民家の外壁は童話や宗教を題材とした絵画や花の模様がフレスコ画で飾られており、
「ヘンゼルとグレーテル」や「赤ずきん」「七匹の子ヤギ」といった
有名な童話が描いてある家を探して歩くだけでも楽しいところです。
壮大な景色が見たいなら町の東側にあるロープウェイLaber-Bergbahnで
オーバーアマガウのラーベル山(1684m)に登れば
遠くミュンヘンまで見えることがあります。
冒険してみたいなら、町の西側にある
コルベンツァイル・チェアリフトKolbenzeilsesselbahnで
渓谷駅(850m)から山駅(1270m)に登り、
走行距離2.6キロ/最高速度40km/時のロングスライドコースターで
400mの高低差を駆け下りてみるのも面白いでしょう。
受難劇は上演されていなくても、
壮大なアルプスの景色や民家のフレスコ画、
木彫り細工のお店など小さい村でありながら見どころ満載なので、
ドイツ/ミュンヘンからオーストリア/インスブルックに抜ける時には
ぜひ立ち寄って頂きたいスポットです。
(Y.A)
2019年
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17日
水
1980年代に父がアジアでの鉄道敷設に携わっていた関係で、
インドネシアのエンジニアの方と交流の機会があり、
母国語では専門用語の訳がないため、
大学の授業は英語だと聞いて衝撃を受けた記憶がある。
あれから35年、今年のEconomistの調査で、
世界で生活費の最も高い都市ランキングで、香港とシンガポールが同率首位に。
OJでは上記2都市にスタッフを置く、
国際機関APDWFの事務局サポート業務を担当している。
アジア諸国の国際機関のしたたかさに舌を巻くことも。
日々学び。
APDWF(Asian Pacific Digestive Week):
アジア太平洋消化器病学会 (APAGE) 、アジア太平洋消化器内視鏡学会 (A-PSDE)
アジア太平洋肝臓学会 (APASL)
国際消化器外科学会アジア太平洋地域 (ISDS-AP) の4つの
専門医療非営利団体によって構成されています。
APDWFはこれらの加盟学会と共同で年次学術集会を開催し、
アジアの本分野における発展に寄与しています。
K.K.
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金
ロシアセンター: ロシア モスクワ (1998年開設)
メディアを超えて、今、思いを伝えて参ります。
2018年の統計によると、ロシアの人口が10年ぶりに減少に転じた。
その背景には、少子化だけではなく、増加しているロシア国民の他国への移住もある。
先日発表された世論調査結果によると、
ロシア国民の20%は、可能なら外国に移住したいという。
15歳から29歳までの若者の間には、その割合が44%までに上る。
もちろん、実際に移住する人数はそれよりはるかに少ないが、
傾向としては気がかりだ。
一方、今後も続きそうな人口減少を是正する為には、
ロシア政府が新しい移民対策を構築し、2025年までに、
カザフスタン、ウズベキスタン、モルドバ、ウクライナの4各国からの移民を中心に、
五百万人から一千万人にロシア国籍を与えるという計画を進めている。
実際にはその人数を達成できない場合でも、
ロシア国民の「入れ替え」がこれから急増するに違いない。
(A.K)
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