OJは国際プロジェクトの企画・運営会社です。
今回は「国際儀礼」の基本を、少しだけご紹介します。
たとえば、エレベーターのマナー。乗るときは上位者を先に、降りるときは案内役が先に出るのが基本です。
歩道を歩くときは、上位者を右側または建物側に、自分は車道側を歩くのが礼儀です。
室内の「上座」も文化によって異なります。和室では床の間に近い席が上座ですが、洋室では暖炉の前が上席とされます。応接セットでは、長椅子の右側が上席です。
マクロン仏大統領を招いてのチャールズ英国王の国家晩餐会の煌びやかな映像は記憶に新しいですが、宴席の席次にもルールがあります。ホスト(主人)の右隣には女性客のNo.1、左隣には女性客のNo.2を。ホステス(主夫人)の右隣には男性客のNo.1を左側には男性客のNo.2を配置します。人間関係等様々な要素に配慮する必要があり、席次決めは繊細かつ重要な作業です。
世界には多様な慣習があり、こうした基本的なマナーは、文化つなぐ共通言語の役割を果たします。しかしなんといっても、一番大切なのは、相手への思いやりの心です。
(K.K.)