EUセンター: ドイツ ハイデルベルク (2000年開設)
日々の暮らしでちょっと気になるテーマに注目!
「リヒターさん、サービスカウンターにお越し下さい。お伝えしたいことがあります!」
とドイツの新幹線にあたるICE車内でアナウンスが流れました。
人身事故の影響で上下線とも完全に止まり、待つこと車内で2時間半。
遅延証明が配られ、食堂車では無料の飲み物が配給されましたが、
誰もがややストレスを抱えながらアナウンスには敏感になっています。
続くアナウンスは
「あなたの奥さんは別の電車に乗ってしまいました!詳細お教えします」とのこと。
車内は爆笑、一気に雰囲気が明るくなりました。
通常続く英語アナウンスはなく、ドイツ語が分かる人が顔を見合わせて笑い合う中、
当のリヒターさんには遅延に続く災難ですが、笑わせてくれたリヒターさんに感謝し、
対応したドイツ鉄道を見直しました。
ドイツ鉄道のここ数年の遅延は以前よりひどくなった印象があります。
駅に入って電光掲示板に遅延や車両変更がないとほっとする有り様です。
「ドイツの鉄道は日本とまではいかなくてももっと時間通りに運行されていると思っていた」
というのは、もはや夢の話し。
とはいえ、ICEの車両自体はずいぶん快適になり、電源もWIFIもあり、
個々の座席に画面まではないものの、スマホやIPadがあれば、
飛行機のように無料で映画やオーディオブックも使えます。
スマホのアプリは当初から使い勝手が素晴らしく良く、近頃はさらに機能が増えて、
座席予約していればチェックイン機能を使うことで車掌も検札にきません
(日本では改札があるのでそもそも検札にきませんが、ドイツでは車内で改札します)。
遅延による一部返金手続きもオンラインでできるようになり、
遅延対処策は進歩しているようです。
いずれにしてもドイツ鉄道のスマホアプリはオンタイムで遅延をチェックできるので、
ドイツを電車で旅行される方々には必携おすすめアプリです。https://www.bahn.com/en/view/index.shtml
Y.A