今日のボンと気になったお店

EUセンター: ドイツ ハイデルベルク (2000年開設)

日々の暮らしでちょっと気になるテーマに注目!

ボンというとかつての西ドイツの首都。

ノルトライン・ウェストファーレン州でも州都のデュッセルドルフ、

人口としては州最大のケルンがさらに北の方にあります。

 

当時はケルンやフランクフルトを差し置いて

ボンが首都となったことがそもそもの驚きでした。

実際、それに一番驚いていたのはボンの人たちかもしれません。

 

いずれにしても、わずかな間だけの首都と考えられていたものが意外に長く、

戦後半世紀の歴史はここで刻まれました。

 

89年に東西ドイツ統一後に首都機能をベルリンに移設することが決定された際にも、

ブリュッセルに近いという立地条件を活かし機能はベルリンと分けることになりました。

 

しかし、一般的にはやはりじわじわと機能はベルリンに集中してきて、

15億ユーロという資金をかけて維持・再興を目指したとはいえ、

ボン自体は忘れられ寂れているのではないかという印象を持っている

ドイツ人が多いのではないかと思います。

私も似たような考え方でした。

 

しかし、今回機会あって行ってみたところ、

人口30万程度であるにも関わらず、商店はしっかりと揃い、

インフラも整備されており、ライン川に面して美しいジーベンゲビルゲ山地が広がり、

駅も町に直結していて便利です(2019年までミュンスター教会は修復中のため閉鎖)。

 

戦後の歴史が綴られてきた場所があちらこちらにあり、

ボン大学(学生数38000人/この10月でちょうど創立200年)もあって、

向学の雰囲気が漂っています。

 

ベートーヴェンの生家は、民間の公益団体が建物を維持し成功している良い例で、

日本語のオーディオガイドも充実しています。

 

さすが旧西ドイツの首都ボン。

ボン生まれのグミ「HARIBO」の専門店はさすがで、

ドイツだけでなくオランダやフランスのハリボー、

スーパーでは売られていない種類が豊富にあり、遊び心をくすぐられる店構えでした。

 

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