伝統の重み

 

  本日、10月10日といえば、体育の日。

  1964年(昭和39年)、我が国で初めて開催された

  第18回オリンピック開催日、これを記念して制定された国民の祝日。

 

     今から60年前、戦後19年目にしての大偉業、

  アジア初のオリンピック開催。

  

  日本の日本人の勢い、国民の思いが一つになり

  自国への誇りと明日への希望が満ち満ちていた。

  日本の隅々までの高揚感がつい昨日のように思い起こされる。

 

  こんな歴史的背景が事も無げに消し去られ、

  休日が移され、名称が変えられる。

  成人の日、敬老の日しかり、古くは建国記念の日、勤労感謝の日。

 

  変えていいもの、変えてはならないものの峻別が厳然とある。

  変えてはならないものへの営々としたこだわりが、

  伝統という見えざる宝を作り上げ、人を支え国家を支える。

  国家の繁栄を創り出す礎となる。

 

  人が集い社会への係りを持ついかなる組織にあっても、

  その使命を果たすことでその存在が認められ、

  その小さな歴史の中にあっても、

  積み上げてきた組織の根本を揺るがせにしては存続は許されない。

  

  今月、我社の根本をしっかり理解し実践して行こうと決めた。

  我社のささやかな伝統を活かす今である、10月である。(T)

公式ポスター:真の思いはシンプル!

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