臨場感の創出

ローレンス・オリヴィエ賞受賞「となりのトトロ(演劇)」の美術デザイナー、トム・パイ氏が舞台装置を手掛け話題となったロイヤル・バレエの「シンデレラ(バレエ)」を映画館で観てまいりました。おりしもロイヤル・バレエ来日中で、上映前にシンデレラの義姉を演じた、ギャリー・エイヴィス氏のトークショーがあり、氏はそのままシネマを最後まで客席で鑑賞されました。バレエを劇場ではなく、映画館で見るのはどうかと・・・そもそも4時間は長いし・・と不安がありましたが、生の出演ダンサーが会場にいらっしゃるため、適時会場から拍手がおこる等不思議な臨場感と緊張感があり、プロジェクション・マッピングを多用した幻想的で斬新なステージを新鮮な気持ちで満喫することができました。

オンライン配信等を手掛ける身として、ライブ感の演出のヒントを得た思いでした。

(K.K.)

貴重な演出を鑑賞できるロイヤル・オペラシネマシーズンは大変ありがたいです。敷居の高いオペラも、日本語字幕で鑑賞できるのも大きな魅力の一つです。シェイクスピアの国だけに、バレエもオペラも高い演技力と舞台演出で魅せます。ぜひ、映画館に足を運んでください!

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