成立・改正、そして検証

 

  先日、防火・防災管理者講習を受講した。

  5年毎の更新で、東京では立川あるいは神田消防署での受講となる。

  火災、震災の発生事例、当該事例に基づく法律改正の要旨説明が中心。

 

  過日、弊社事務所の入るビルへの消防署の定期査察があり、

  いくつかの指摘を受ける。以前の査察においては何らの問題もなかった

  にも拘わらずである。一方的であった。

  弊社にとって、負担の大きい対応が迫られるものであり、

  また軽々に受け入れがたいものもあり、それなりの具申は致した。

 

  今回の講習を受ける中で、発生事例に基づく法律改正があり、

  そのことから派生する変更要請であったことを知る。

  法の受け手の現場にあっては、前提を説明してほしいものである。

 

  法治国家にあって多くの法律が成立、改正が行われる。

 

  作って終わりではなく、

  受け手側の現実との間に齟齬がないかの検証は

  作成・改正以上に重要であると思える。

 

  今、公機関の事業に参画する企業として、

  多くの法改正に基づく資格取得の対応が否応なく求められている。

  ここにも多大の時間とコストが求められる。

  法の求める形式の前に実態が整っていることへの評価、

  受け手基準に立った評価があったらの思いを強くしている。(T)

  

  

夜桜ならぬ早朝の梅,これもまた良し!

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