ロシア人から見た日本の就職活動

私は、2019年4月より東京外国語大学(Tokyo University of Foreign Studies)に留学、留学生日本語教育センターを経て、2020年4月より言語文化学部英語科に在学、OJには、昨年6月より国際学生インターンシップ生として参画しています。

 

卒業にむけて、年始から5月まで就職活動に取り組んでいました。近年は日本の国際化のためか、外資系企業や国際業務に取り組んでいる日本企業が普及しつつあり、外国人の採用が活発に行われている。それにしても、ロシア人の観点からは、日本の就活はロシアのような国で見られる就活と大分違います。結論から言うと、まだ大学に通いながら内定をもらうことは日本の特徴だと思っています。

 

未経験の新卒者に対しては、かなり優しい制度ではあります。例えば、新卒採用の求人募集や履歴書の一般的な書き方は非常に率直であり、新卒の場合、職歴は求められないことが多く、必要なスキルだけが身についていれば、問題ないです。ただ、ロシアの就職活動との共通点は、自分の意思を伝えること、そして自分の人生経験を通じて自分の性格を表現できることだと言えるでしょう。

 

その一方、ロシアやヨーロッパ、アメリカでは、新卒でも独学やフリーランス、模擬プロジェクト、インターンシップなどで得た経験を活かしてアピールしなければならず、履歴書を書く際も特定のパターンや各企業のルールに従わなければならないことが多く見られます。そういう意味で、未経験の新卒は初めての仕事を探す場合、日本の制度の方がよいのではないかと感じました。

 

しかし、利点があっても、欠点も必ずあります。4年生にもならないうちから就活を始めなければならないという同調圧力は高く、信頼できる企業に入るための厳しい競争率は、若い社会人にとって大きなストレスの原因です。就活が時期に依存する社会では、就職のチャンスを見逃したら大変になるという意識が強く、若い人がきちんと自分の将来について考える時間が足りないと思いました。したがって、ストレスを抱いてあこがれていた内定をもらった場合、仕事が期待外れだったら転職しづらい側面もあるでしょう。 

Tina

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