人生の応援歌

 

二年ぶりの夏の甲子園。

高校時代の応援部を思い出す。

  

晴れの舞台は、一年に一度の学習院との定期交流戦。体育会系の全部活の対抗戦。

チアダンスとともに、相手校の校歌を歌ってのエールの交換。

その時、歌っていた学習院の院歌が、とても印象的で今でも特に困難な時に人生の応援歌となっている。

 

もゆる火の火中(ほなか)に死にて

また生(あ)るる不死鳥のごと

破(や)れさびし廃墟の上にたちあがれ新学習院

  

戦後、私立大学として再出発した学習院の哲学者としても活躍された安倍能成院長が、日本国民全体に歌ってもらいたいくらいの意気込みで作られたものという。

 

今、コロナ戦争で、目には見えないが、まさに焼野原となっている日本。

今ほど、この歌が、心に響くときはない。

 

R.K.

 

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