EUセンター:ドイツ ハイデルベルク(2000年開設)
ドイツにおいて16歳というのは大人への第1歩と感じられる年齢かもしれません。
なぜなら、16歳の誕生日を過ぎると一人でもビールとワインを飲むことが
ドイツ連邦共和国の法律で認められているからです。
ちなみに14歳の誕生日を過ぎれば保護者と一緒なら公の席で
ビールとワインを飲むことができます。
これも「お酒も煙草も二十歳から」の日本からすると驚きです。
外出時間に関しては、青少年保護法によって16~17歳の飲食店における滞在は午前12時から
午前5時までは禁止されているものの、ドイツの若者はよくそれを逆手に取って
「夜中0時までは法的に単独での外出が認められている」と主張します。
18歳が成人なので、誕生日を過ぎたらあらゆる種類のお酒が飲めるようになり、
学校の欠席届を自ら書くことができ、参政権(選挙権/被選挙権)や喫煙も認められるようになります。
ちなみにでは16歳のドイツ人が日本でお酒を飲んでいいかというと、
そういうわけにはいきません。
飲酒に関しては国籍に関係なく日本国内では日本の法律に従います。
一方で、16歳の日本人の場合、飲酒に関してはドイツではドイツの法律に従うことになるので飲んでも問題にはなりません。
しかし、日本人は概して若く見られることが多いので、
お酒を注文・購入する場合には身分証明書が必携であると思ってくださいね。