台風5号が日本列島に多くの爪痕を残していった。
幸いにして被害を免れたが、被災地の方々の現状はいかばかりか、
思いは深い。
こうした自然の猛威を前にして、今、日本人は何を考えているのか。
迫りくる台風に、今、これからの情報を求める我々に、
数時間前の映像を流し、これ見よがしの現場中継に浸っているテレビ局、
自然の在り様に反する、人口の構造物・植林等々の人間の不遜、
人知を結集しての考動があって初めて、自然と対することができる。
喉元過ぎれば、を何十年も繰返している。
このことで、何一つ変わることはないことを知っている。
自分の今、組織の今、日本の今、を通して作りうる世界を
見据える機会を、我々は与えられている。
この美しき日本の山河を、