ドイツ、変化する家族の概念

 EUセンター: ドイツ ハイデルベルク(2000年開設)

センターより、直の、今の情報を発信して参ります。

 

「レズビアンの先生に子供が生まれましたが、実際には彼女は生んでいない。

出産祝いの言葉をさてどうするか…」と戸惑い顔の校長先生。

最終的には「“パートナーの”ご出産おめでとう!」という形に落ち着いたそうです。

 

ドイツでは2001年から同性カップルの婚姻が認められ、

当時はその結婚式もニュースになったりしたものですが、

もはや通常の家族形態の一つになっています。

 

2010年の連邦統計局の統計によると自由回答の形で

23,000組の同性カップルが入籍しており、

実際に同性カップルはよく見かけるため社会において

異質な存在ではありません。

 

女友達と互いの子供を連れて娯楽施設に行ったら、

「同性カップルと同じ扱いだから、家族チケットを買えばいい」と

チケット売り場のお姉さんにアドヴァイスされたこともありました。

 

しかし、養子についてまだ「夫婦」と同格ではありません。

女性の場合は意思があれば出産できますが、

男性の方はまだ遠い道なのだろうと思います。

 

 

(青木)

 

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