自由を求め、壁を越えようとした人たち

EUセンター: ドイツ ハイデルベルク(2000年開設)

センターより、直の、今の情報を発信して参ります。

ベルリンの壁の一部(2015年夏撮影)
ベルリンの壁の一部(2015年夏撮影)


日本の終戦記念日である8月15日は、

28年に渡って東西ベルリンを分け、

東西冷戦の象徴であったベルリンの石壁が

作られ始めた日でもあります。

かつてベルリンを東西に分けていたベルリンの壁。

それは東ドイツ地域にあった西ベルリンを囲い込む形で、

西ベルリンは東京都にすれば区部よりも少し小さい程度でしかありません。


1961年8月13日の夜中、予告なく東西ベルリンを結ぶ

68本の通りが封鎖されて有刺鉄線が張られ、

午前6時までに通行はできなくなり、

2日後の15日に石壁の構築が始まりました。


このわずかな時間を友達や家族と共有しなかったことで

生涯会えなくなるという状況を私たちは想像できるでしょうか。


壁が1989年11月に崩壊するまで無数の人が再会や自由を求めて

西ベルリン側に逃亡を試み、

知られているだけで138人が命を落としました(138人の内100人が逃亡者、

30人が事故死者、8人は国境警備隊兵士)。


(青木)

ベルリンの壁 ビデオクリップ

ベルリンの壁に関する動画を包括的に集めたサイト。 

英語の吹き替えがある。

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