米・EU諸国からの農産物輸入禁止令その後

ロシアセンター: ロシア モスクワ (1998年開設)

メディアを超えて、今、思いを伝えて参ります。


8月6日にプーチン大統領が、ロシアに制裁を科した

アメリカやEU諸国からの農産物等輸入を禁止、

制限する大統領令に署名しました。


その1週間後、ウクライナの友達から「モスクワのスーパーには、

もうなにもないんだって?」と、下に敷く氷だけあって

1匹の魚も並んでいない空っぽの鮮魚売り場の写真が

添付されたメッセージが届きました。


えっ?それは大変一大事と、同じ系列の大手スーパーに

すぐさま行ってみたところ、まったくそんな様子はありませんでした。


それから1ヶ月、ずっといろいろなスーパーマーケットを回っていますが、

商品がなくなる様子もなければ、消費者がパニックになっているということもありません。


ただ、今までお馴染みのブランドが手に入らなくなったということはあります。

ウクライナの友達は一体、どこからそんな情報を入手したのでしょうか?

個人のSNS情報を含めて、鵜呑みに信用する危険を知るとともに、

もうソ連時代のようなモノ不足ということもなさそうだと安心しました。

ただし、全体として物価が上昇しつつあることは否めません。


(石井)

                8月20日のもっとも安価で人気のある大手スーパー「アシャン」の鮮魚売り場。

                ここでこの日初めてサンマを買いました。


         8月14日の高級スーパー「アズブーカ・フクーサ」の鮮魚売り場とケーキ売り場。

         マカロンも一般的になりました。

        「アズブーカ」で買ったリトアニア産の牛乳、ドイツ語表記のマカロニ

       (乾物は在庫がまだあるのだと思われます)、太平洋産とあったけれど淡水魚の

        カワカマスの切り身(=約2000円!)、七面鳥のハム(こちらで七面鳥は結構普通に

        売られている)、アズブーカPBのヨーグルト(=1コ125gで約150円)

      

web拍手 by FC2