政治と芸術

ロシアセンター: ロシア モスクワ (1998年開設)

メディアを超えて、今、思いを伝えて参ります。

 

2014 年3月18日、クリミアがロシアに編入されました。

 

これより少し前、ウクライナ問題に関してプーチン大統領を

支持すると表明した音楽家や芸術家、文化人の名前が

ロシア文化省の公式サイトで公表され、

その数は500名を超えました(※途中でストップされた)。

 

その中には世界的に有名なゲルギエフ(指揮者)や

バシュメット(ヴィオラ奏者)、マツーエフ(ピアニスト)等も

含まれていました。

 

一体、こんなことをして誰にどれだけの得があったのか、

時代錯誤もはなはだしい…と思ったものの、

最初にマツーエフがキエフでの公演をボイコットされ、

次期ミュンヘン・フィルの首席指揮者となるはずのゲルギエフにも

ミュンヘン市議会から抗議の声が上がっています。

 

マツーエフは6月にアメリカ公演を行いましたが、

政治とは無関係のはずの音楽評論(米紙)で、

これはちょっと言い過ぎでは?と思われるほど酷評されました。

7月にニューヨーク公演を行ったばかりのボリショイ・バレエ。

ロシア側の評価では大成功とありましたが、実際どうだったのでしょう。

 

(石井)

     【ロシアの音楽家や芸術家、文化人たち】
     【ロシアの音楽家や芸術家、文化人たち】
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