弊社では、現在9月7日開催の第5回小児がん国際シンポジウム開催準備への大詰めを迎えています。
2018年8月、世界保健機関(WHO)は、がんの中で初めて小児がんを地球規模で解決すべき重要な課題として取り上げると宣言し、2018年11月に京都市で開催された第50回国際小児がん学会では「2030年までに、世界の小児がんの治癒率を60%以上に上げる」と宣言されました。この背景には、同じ時に同じ地球に生まれたにも関わらず、たまたま低所得国に生まれて小児がんに罹った場合には助からない(治癒率:10~30%)のに、高所得国に生まれた場合には80%以上の確率で助かるという不平等の存在があります。
9月は小児がんの啓蒙月間です。本シンポジウムは、全世界で行われるGlobal Gold September Campaign「世界小児がん啓発キャンペーン」の一環として、2021年から毎年開催されています。この貴重な事業に携われることに感謝するとともに、一人でも多くの方がご参加くださることを願っております。
(K.K.)