フィンランドセンター:フィンランド オウル (2022年開設)
センターより、直の、今の情報を発信して参ります。
10月4日はシナモンロールの日でした。
この記念日はマーケティング活動の一環として1999年スウェーデンで制定されました。
隣国フィンランドでは認知度は低く、少なくとも5番目の都市オウルではこの日を特別に祝うという文化はありませんが、フィンランドの食文化を知る折角の機会だと考え、シナモンロール作りに挑戦しました。
前提として、フィンランドではシナモンロールは “Korvapuusti”(コルバプースティ)と呼ばれています。直訳すると「潰れた耳」となり、名前の由来はフィンランド人の友人も知らないとのことでした。日常的に広く親しまれ、スーパーでは1.40€程で購入することができます。
日本で主に流通している北米のシナモンロールとは異なり、Korvapuustiは生地にカルダモンを練りこみます。ほかにも白いアイシングをかけるのではなく、パールシュガーと呼ばれる大粒の砂糖をかける点や、一つの渦巻き状にするのではなく、パンの両側に渦巻きが現れるように成形する点に特徴があります。
仕上がりは写真の通りです。アイシングを使わないため、甘さ控えめで大人のシナモンロールという印象を受けました。初めてのKorvapuusti作りでしたが、フィンランド人からも美味しいといってもらえたので成功とします。
シナモンロールの日は過ぎてしまいましたが、使用したレシピを添付いたしますので、食欲の秋に是非挑戦してはいかがでしょうか。
参考レシピ:
Travelling Finnish Girl, 2021, Finnish Cinnamon Buns - "Korvapuustit" 😋☕ // Culture on a Plate, YouTube, https://www.youtube.com/watch?v=qzZrMjVLBQE
M.E.