ソ連版シャーロック・ホームズ


~ オスカー・ジャパンは日々、わくわくへ ~

 

英国発現代版「SHERLOCK」の世界的大ヒットのおかげで、

1979年から1986年の7年間にかけて旧ソ連で制作されたテレビドラマ

「シャーロック・ホームズとワトソン博士」が日本で再放送されました。

 

サンクトペテルブルグ、エストニア、リトアニアをロケ地に、

ヴィクトリア調時代を涙ぐましく再現、全編原作愛で溢れています。

 

西側のシャーロキアンの間でもカルト的人気で、

東ドイツ放送時に西ドイツで秘密裏に録画されたビデオが出回ったともいわれており、

実際、2006年に主演のV.リヴァーノフはエリザベス女王より勲章も授与されています。

 

2013年に1600万ドルをかけて制作されたロシア版「名探偵シャーロックホームズ」も

見ましたが、私はやはり、美しいロシア語、上品で表現豊か、

真に良いものを作りたいという気概にあふれたソ連版がお気に入りです。

 

(K.K.)

 ホームズは変態度低、まさに英国紳士(役者はロシア人ですが)、ワトソンは高潔でとくかくチャーミング、若き日のミハルコフ、メンシコフ等ゲスト陣も豪華

モスクワの英国大使館の脇に建てられたホームズとワトソン像

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