限定の結晶オペラ<Juno and Avos>

~ オスカー・ジャパンは日々、わくわくへ ~


Juno and Avosは、

1981年初演のソ連のロックオペラ。


各国で絶賛され、今だ12月31日等、

特別な日に上演されるプレミア演目です。


<あらすじ>

19世紀初頭、40歳の探検家にして、

外交官で、交易のためにサンフランシスコを

訪れたロシア貴族のレザーノフと、

サンフランシスコ提督のスペイン人の娘(16歳)との悲恋。

宗教の違い故、ロシア皇帝から結婚の許可を得るために帰国したレザーノフは、

旅の途中で病死し、婚約者のコンチータは35年間、レザーノフを待ち続けます。


I'll never forget you」の

美しい旋律を知らぬソ連人はいません。


1971年にブロードウェイで初演された

「ジーザス・クライスト・スーパースター」に

触発された作品と思われます。


欧米への憧憬、

自国芸術に対する自負をエネルギーに、

表現の規制という、芸術家にとって、

もっとも厳しい条件下で、それが故に、

当時の粋が集結し、

奇跡のオペラを生み出しました。

 

オスカー・ジャパンの行動基準の一つが

「人・時間・資金(資源)を限定する。

限定にあって、その潜在能力は開花する。」


それをこのオペラはまさに体現しています。


(K.K)

獣のような容姿、だみ声もセクシーに

ロシアを体現したカラチェンツォフ


Juno and Avosは帆船名


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